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腰痛に鍼灸④

鍼(はり)

鍼と灸についてお話してきましたが

 

私が実際に多用した鍼灸はと言うと

 

西洋医学的施術の鍼です。

 

 

マッサージをしても

 

電気治療をしても

 

どうしても緩まない筋肉の部分的な塊があります。

(私たちは「硬結」と呼んでいます。)

 

大きい硬結だとうずらの卵大の大きさで

 

小さいものだとゴマや米粒大の大きさだったりします。

 

大きいものだとマッサージなどで

 

ある程度までは小さくできたりしますが

 

小さくなればなるほど

 

硬結を消失させるのは難しくなってきます。

 

 

そんな時に私は鍼を使用していました。

 

その小さい、または大きいけどなかなか小さくならない硬結に

 

直接鍼を刺していました。

 

 

それだけでも

 

少しは硬結が緩むのですが

 

私はそれより効果を得たいと思っていたので、

 

その刺した鍼を出し入れしたり

 

鍼に筋繊維を絡み付け

 

ブチブチと筋繊維を切って

 

硬結を消していました。

 

これはメチャクチャ痛いので、

 

やる際は結構な覚悟が必要です。

 

 

 

これにより硬結は解消されますが、

 

デメリットもあります。

 

それは効果範囲が異常なまでに狭いということです。

 

この方法だと

 

鍼が刺さっている所しか効果がでなく

 

数ミリずれただけで筋肉の張りは元のままです。

 

 

 

ただ、この特性を理解して使用すれば

 

硬結をとることには優れた方法です。

 

 

 

本当に結構な痛みを伴うので

 

これを施行してくれる鍼灸師とは

 

余程の信頼関係がないとやってくれないでしょう。

 

 

 

あくまでも参考までにと

 

鍼のすばらしさをお話しさせていただきました。

 

 

 

 

 

 

腰痛・鍼

#68

 

 

 

千葉県木更津市

はるえな整体院