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腰痛と薬の作用・副作用

薬の知識

今までも数回、腰痛とお薬(痛み止め)についてお話ししてきました。

 

今までお話ししてきたことが変わった。ということはありません。

 

では何故またこのようなタイトルなのかというと

 

私と同業者の方、無資格整体師ならいざ知らず、

 

国家資格を有しながらも、ご自身の感覚だけで

 

患者さんにいろいろ指導する方がいます。

 

まぁ、それも正しければいいですが、

 

間違ったことを、さも自分が正しい。すべて分かっている。

 

といった空気を出しながら、的を射ていないことを

 

無知の患者さんに吹聴している人がいます。

 

そんな人は日本全国に山ほどいますが、

 

ここ最近、SNSでそんなことを良く目にするようになったので

 

私の知っている範囲で、且つ正しいことをお知らせしようと思い、

 

今回のブログになります。

 

 

 

 

私が目にしたのは

 

「痛み止めは飲んじゃダメ。」

 

「飲み続けていると胃がやられてしまうからダメだ。」

 

と、こんな風に痛み止めの薬を真っ向から否定する意見です。

 

このような痛み止めを真っ向から否定する治療家は多いですが、

 

その多くが薬というものの正しい知識が無いためと私は思っています。

 

そういった治療家の話しを聞けば聞くほど、

 

その意見は偏った思想から来るもので、

 

こちらが薬の情報を示し深掘りしていくと

 

段々と発言に自信が無くなり、

 

最終的には感情論(良くないものは良くない!)に逃げようとします。

 

 

そんな人の言うこと。信じられますか?

 

私が患者なら信じようと思いません。

 

 

 

私も薬大好き。というわけではなく

 

どちらかというと薬からは遠ざかりたい考えの治療家です。

 

ですが薬に頼ったって良いじゃないですか。

 

もちろん効果があることが前提ですけど。

 

上手に整体治療と薬とを併用して、いち早く患者さんの痛みが救われれば

 

それが一番だと私は思うからです。

 

 

 

 

「飲み続けると胃がやられてしまうから、飲んじゃダメ」

 

これは本当に薬のことを分かっていないなと感じる発言です。

 

病院で処方される痛み止めは

 

基本的には痛みを取るためだけの作用を目的としています。

 

この薬はピンポイントに痛みを取ってくれるという

 

なんとも素晴らしい薬。

 

という訳ではなく、

 

神経線維を鈍らせて痛みを感じにくくするといった

 

作用があります。

 

故に、副作用として

 

胃の内壁を保護するために出ている粘液までもストップしてしまうのです。

 

そうすると、どうなるかというと、

 

胃の内壁が保護できなくなります。

 

そこに食べ物が口から入ってくると

 

胃の中には食べ物を消化しようと胃酸が分泌されます。

 

この自分の胃酸で、自分の胃を傷つけ傷めつけるのです。

 

なので

 

病院で処方される痛み止めには

 

必ず胃薬が付いて処方されます。

 

これは自分の胃酸で自分の胃を傷めつけないようにするための措置なのです。

 

 

このことを分かっていない治療家が偏った意見で

 

間違った知識を患者さんに話してしまうのです。

 

そして患者さんがその間違った知識を鵜呑みにしてしますと

 

薬の恩恵を受けられなくなってしまいます。

 

 

 

薬の知識が無い整体師・医療系国家資格者が

 

世の中に多くいるということを

 

皆さんには知っておいて欲しいと思います。

 

 

 

ネットで何でも検索出来てしまう現代です。

 

ある程度のことは自分で調べて知っておく必要がある世の中になっています。

 

 

「あれ?この人の言っていること正しいのかな?」と

疑問を持ったら自分で調べてから飲み込みましょう。

 

 

 #64

 

 

腰痛・薬

 

 

 

 

 

千葉県木更津市

はるえな整体院